収納から調理までのすべてをアルミコンテナ1つで完結することを目指した、最近人気のミニマムなアウトドアスタイル。
ボックスキャンパーという言葉も誕生するほどですが、アルミコンテナの最大の魅力はそのカスタマイズ性の高さにあります!
バイクのソロキャンプでもお気に入りのキャンプギアをコンパクトに格納でき、現地ではコックピット風に展開できるのが映えるポイント。
僕はバイクガレージでも使ってワクワクしています!
でもアルミコンテナって高額ですよね。
そうそう簡単に買えるもんじゃないです。ボクもめちゃくちゃ悩みました。
しかも普通のお店では売っていないので、実際に現物を手に取って確認できないのが余計に悩ませるところです。
そんな同じような悩みを持っている方、アルミコンテナに興味ある方、どうやってカスタムするの?と疑問に思っている方々へ、実演をまとめてみたので参考にしてください!
ということで
この記事のトピックは3つ!
- アルミコンテナボックスがソロキャンやガレージ使いにハマる理由
- 【実践解説】アルミコンテナボックスをオリジナルにカスタマイズ
- ネットで買える!「カスタム欲を満たす」おすすめアルミコンテナ
といった内容で詳しくお伝えします!
この記事を読めば、アルミコンテナをキャンプ使い用にカスタムするコツが分かるので、ぜひアルミコンテナ選びの参考にしてください!
ボクが選んだのはコレ!
建設業会社員|二級建築士|愛車XL883L
バイクガレージが大好きな趣味ブロガー。住宅&建設業界で30年の現役会社員。2015年に木造30坪ガレージハウスを建てたスポスタ乗り。「作り手×売り手×買い手」としての経験を活かし、全方位的な視点で「バイクと楽しむガレージライフ」を提案するブログ『メリーガレージ!』を運営中。
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ガレージライフを楽しもう!
とっておきのアルミコンテナボックスがソロキャンやガレージ使いにハマる理由
アルミコンテナをカスタムしたキャンプスタイルが、なぜこんなにも人気なのかというと、単純に「かっこいいから!」で説明がつきます。
しかし、何せお金も手間もかかる趣味なので、メリットやデメリット、向き・不向きもしっかりと理解した上で取り組むのがおすすめです。
アルミコンテナボックスは無骨で自由!
キャンプギアを運ぶだけの収納ボックスとして考えたとき、アルミコンテナは絶望的にコスパが悪いです。どう考えたってプラ製の方が安い。
しかしアルミコンテナは道具を運ぶだけでなく、その無骨でシンプルな機能性を活かして、現地ではキャンプギアの装飾を可能にします。
カスタムの多くは市販品を使った比較的簡単なDIYによって実現でき、お気に入りのキャンプギアを彩った拡張性も魅力の1つ。
収納が少ないバイクでもコレ1つ積載すればキャンプが楽しめる!
アルミコンテナをカスタムするポイント
アルミコンテナの多くは、フタを開けた状態で維持できるベルトが本体側と連結されています。これがアルミコンテナ最大の特徴ですね。
通常のプラ製ボックスのフタは、パカっと丸々はずすタイプ。このフタ機構の違いを楽しむのがアルミコンテナカスタムの中心となります。
- 重厚感あるデザインがかっこいい
- サイズ違いもスタッキングできる
- 頑丈なつくりなので破損しにくい
- DIYで自由にカスタムを楽しめる
- たっぷりキャンプギアを収納できる
- ソロキャンプのスタイルにも合う
- フタが開けた状態で維持される
- ガレージ遊びの道具入れにも最適
プラ製ボックスと比較してアルミコンテナを選ぶメリットは、実はそれほど多くありません。むしろデメリットを超越できるかがポイントです!
- 商品価格が高い(2〜3万円以上)
- 現物を取り扱っているお店が少ない
- カラーバリエーションが少ない
- ちょうどいいサイズ選びが難しい
- プラ製ボックスよりもかなり重い
- フタの取り外しができない
- カスタム専用パーツが少ない
フタの裏面をどのようにカスタムするかがポイント!
コンテナカスタムが合う人と合わない人
どこまで本格的にカスタムするかにも依りますが、100円ショップの商品をメインに使う場合はそこまで高度なDIY技術も要らないでしょう。
つまり、大勢の人にアルミコンテナのカスタムは楽しめる!と考えます。特にバイクやガレージライフを楽しみたい人は趣味の広がりに最適!
- DIYや工作作業、カスタムが好きな人
- バイクの積載をコンパクトにしたい人
- ソロキャンプをおしゃれにしたい人
- キャンプギアにこだわりがある人
- ガレージライフの楽しみに加えたい人
とは言え、プラ製ボックスの方が安くて種類も豊富なのも事実。わざわざ自分好みにカスタムするまでもなく、気に入った商品も見つけやすいです。
アルミコンテナをカスタムしたキャンプスタイルは、誰にでも向いているわけじゃないので取り掛かる前に十分に検討しましょう。
- DIY作業がとっても嫌いな人
- 手先が壊滅的に不器用な人
- プラ製ボックスで道具を運びたい人
- アルミコンテナに魅力を感じない人
- ソロキャンプに無骨さを求めない人
今回紹介する僕のカスタムも、ビスやドリルを使ってないので初心者にもおすすめ!
アウトドアリビングなインテリアで整えておくのがおすすめです!
普段から【実践解説】アルミコンテナボックスをオリジナルにカスタマイズ
ここからは、僕が実際にアルミコンテナをネットで購入し、100円ショップやホームセンターで売られる商品だけでカスタムした方法を紹介!
いろいろな手法やアプローチがありますが、あくまで一例です。「自分だったらこうするなぁ」とか思いながら参考にしてください。
アルミコンテナのカスタム手順
- 用途を決めて必要なサイズを見つける
- コンテナのサイズを測って材料を調達
- 収納とレイアウトの全体像をイメージ
- 有孔ボードにキャンプギアを取り付け
- ボックスのフタ裏に有孔ボードを固定
- ボックスの開口にテーブル天板を作成
- 開口の縁にサイドテーブルを取り付け
- ステンシルやシールで独自性を整える
- コンテナボックスの底に脚を検討する
- ボックス収納とギア展開の両方を確認
①用途を決めて必要なサイズを見つける
まず必要なのは、アルミコンテナに何を収納して持ち出したいのか?というイメージ。これによって必要なコンテナのサイズが変わってきます。
僕の場合はコーヒーミルで挽いたコーヒーを飲みたいのと、ホットサンドメーカーで焼いたホットサンドが食べたい、という点に絞りました。
バイクで日帰りソロキャンプというイメージ。
するとタンデムシートやシーシーバーに固定できるのは、せいぜい30Lクラスではないかと結論づけるに至ったわけです。
コーヒーミル選びから始めてみるのも良いですよ。
まずは、お気に入りのAmazonで探してみた!
CHANODUG「マッドブラック」
そしてAmazonで見つけたのが「CHANODUG(これ、何て読むの?)」というブランドのアルミコンテナ「マッドブラック30L」です。
販売が株式会社CAMPING MOON(キャンピングムーン)と記載があったので、まぁいろいろと期待と不安が交錯しますがあまり関係ない派。
それにしてもレビューが1つもない。
怪しいなぁと思いつつ、でもコレ以上大きなサイズは無理だし、ブラックが欲しいしで、人柱になってみますか。てな雰囲気でポチっと。
- サイズ外寸
幅515×奥315×高245㎜ - サイズ内寸
幅485×奥行295×高245㎜
商品ページには「※良いものをより安く提供できるよう、エコ梱包させていただいております」と記載があったので、アルミ製だし、ちょっとぐらいの傷もOKって思っていましたが、
箱を開けてみてびっくり!
でっかいソーセージがいくつも連なったみたいなエアキャップで、シンデレラフィットなぎゅうぎゅうな梱包で大切に送られてきました。もちろんキズなんてなし!
CHANODUG「マッドブラック」
アルミコンテナとしての作りは十分!
他の商品は知らないけど、アルミコンテナとしての作りも申し分なし。まさか鉄製じゃないよね!?と疑ってみるも、接合部のリベット以外は磁石がくっつかない。確かにアルミ製だ。(と思う)
Amazonの検索結果に出てきたアルミコンテナの中で最安値の税込15,800円。(※2023年10月時点)
カスタムに失敗したとしても、あるいはもっと次のが欲しくなるにしても、とりあえず初号機として選んだアルミコンテナは必要十分でした!
ロゴマークとかもない分、お気に入りのシールをぺたぺた貼ったり、白いペイントでステンシルも楽しめそう!カスタムしまくりたい人におすすめのアルミコンテナです!
ボクが購入したのはコレ!
(楽天では見つからず)
②コンテナのサイズを測って材料を調達
最も重要な採寸はフタを開けた状態の「フタ裏」の面積です。ここがアルミコンテナで可能なカスタムのメインを決定付けます。
フタ裏にキャンプギアを取り付けるために何か部材を介すのですが、コレを何にするか?たとえば有孔ボードやワイヤーメッシュなど。
始めてのアルミコンテナカスタムなら、100円ショップやホームセンターなどの市販品を中心に検討するのが良いでしょう!
ダイソー
有孔ボード 幅400×高300×厚5㎜
フタ裏のベルト間の寸法が420ミリだったので、ダイソーで買った有孔ボードの幅400ミリはそのまま使えるのでとっても便利です。
高さ300ミリのままではボックスに収納できないので、これを245ミリにカットします。このサイズがフタ裏に取り付けたまま収納できるサイズ。
245㎜へのカットはさらに有孔ボードのあなのバランスがグッドです。あなのバランスはフタ裏への固定バランスに直結するので重要です。
- ダイソー 有孔ボード
幅400×高300×厚5㎜ 価格200円/枚
同じサイズをホームセンターで買うと3倍以上の値段にびっくり!ダイソーすげぇのひと言です。
③収納とレイアウトの全体像をイメージ
さて、カットした有孔ボードにキャンプギアを並べてみましょう。ここ、文字にするとサクッと読めますが、実際にはめっちゃ悩んだとこです。
配置バランスと重量、使い勝手や見映えのほか、固定方法も併せて検討しなくちゃならないので、最もワクワクするポイントとなりますよ。
今回はあくまで現段階での僕の場合でしかないので、みんなそれぞれお気に入りのキャンプギアで当てはめて検討してみてくださいね!
ボックス容量を確認!
アルミコンテナに何を収納するか?
僕が選んだ30Lサイズはアルミコンテナの中では小さい方ですが、それでもソロツーリングやソロキャンプには十分なくらいモノが入ります。
あくまで詰め込むキャンプギアを厳選した上での話ではありますが、いずれモノを入れすぎると重くなるというデメリットがあるのでご注意。
また、収納量に余裕があると有孔ボードを取り付けたフタの開閉もスムーズだし、ちょっとした食材を入れる余裕も生まれるので、詰め込み過ぎには注意しましょう。
有孔ボードのレイアウト!
キャンプギアを並べてみる
どのアイテムを取り付けようか、上がいいのか下でいいのかと悩みますが、アルミコンテナのカスタムでここが一番楽しいポイントです!
結局、僕の場合は「コーヒーを飲みたい」を最優先に、灯りをつけて雰囲気を楽しみたいとか、音楽もまったり聴きたいもあわせてレイアウト。
有孔ボードのレイアウト
- 上段(左から)
ブルートゥース・スピーカー、スパイスボトル3つ、シェラカップ - 下段(左から)
ランタンスティック、コーヒーミル、キャニスター、ナイフ
④有孔ボードにキャンプギアを取り付け
それでは、決定したレイアウトに従って、各アイテムをマジックテープでくるんだり、モップハンガーにカチッとハメて固定していきます。
他にもたとえば自作による革ベルトや、トリッキーな固定器具を使ってみるのも良いですね。それぞれの道具にあった固定方法があるはず。
コンテナボックスは1つでも、有孔ボードのDIYはいくつか挑戦できそうなので、気分に合わせて「面替え」して使い分けるのもおすすめ!
ベアボーンズの「エジソンライトスティック」はアルミコンテナのカスタムにぴったりなので、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
有孔ボードの孔を大きく!
固定ベルトが通るサイズに加工
有孔ボードの位置に目ぼしをつけて、対象の孔と孔を「廻し挽き鋸(まわしひきのこぎり)」でぐりぐり削って繋げます。
廻し挽き鋸はホームセンターで500円くらいで売ってるので、見かけたら買っておくと便利です。僕も覚えてないくらい昔に買った物です。
ここで注意したいのが、使用する面をオモテとした時、廻し挽き鋸の刃を入れるのはウラ面の方が良い、という点。ウラ面から削るとオモテ面は綺麗に残ります。
オモテとウラをひっくり返すことで、開けるべき孔を間違いやすいので気を付けましょう。
有孔ボードにベルトを通す!
100均グッズでキャンプギアを取り付け
コーヒーミルとキャニスターは、セリアで買った太めのマジックテープバンド(シャレオツ風)で固定しました。
OPINELのナイフはダイソーで買った細い配線ベルトですが、これが全面がマジックテープなのでどこで切ってもOKという優れもの。
さらに、これだけだとなんとなく抜け落ちそうだったので、ダイソーで見つけた壁かけの金具を下端に取り付けて落下防止の受け皿にしました。
便利グッズも併せて使おう
モップハンガーは汎用性バツグン!
ベアボーンズのエジソンライトとスパイスボトルは、モップハンガーを有孔ボードに両面テープと接着剤で取り付けて固定しました。
本来はそうじ用モップの柄を固定するため、壁に取り付ける部材です。モノの出し入れを滑らかにする両サイドの回転部分が特徴。
でもこれ、金属部分を指で広げたり縮めたりすることで、モップの柄のサイズに限らずいろいろなモノを出し入れ出来るようになります。
モップハンガーは便利な反面、スペースをくっちゃうのが難点!
⑤ボックスのフタ裏に有孔ボードを固定
さあ、ここからいよいよアルミコンテナのフタ裏に有孔ボードを取り付けますが、もちろん磁石が効かないという点がポイントです。
固定方法としては、フタの上面に細い木材を介してビス固定するとか、フタ裏にボードを引っ掛けるフックを接着剤で付ける等、いろいろ。
フタに穴を開けるのは何か気が引けるし、それは最終手段の様な気もするので、今回は穴を開けない方法の中から検討してみました。
MUZEN(ミューゼン)の「Wild mini(ワイルドミニ)」は、アウトドアスピーカーとして超おしゃれなので、こちらの記事もぜひご参考に!
カインズ
「デザインボード取付マグネット」
カインズで見つけたのは、有孔ボードの孔(あな)に通してボルトナットの形状で挟み込んで固定するマグネット。まさに有孔ボード専用。
直径16ミリですが、磁力はそれほど強くありません。有孔ボードに重量のあるキャンプギアを取付けていると、ほぼほぼズリ落ちちゃいます。
となると、「取り付ける個数を増やすか、キャンプギアの重量を減らすか」ということになりますが、もう1つだけ方法があります。
それは磁力を上げること。
次へ続きます。
- カインズ
デザインボード取付マグネット 798円(4個入り)
キャン★ドゥ
「超強力ネオジウムマグネット」
100円ショップのキャン★ドゥで見つけた、1個あたりの磁束密度が約180ミリテスラという超強力マグネットが2個で100円。
なかなかピンときませんが、おそらく市販品の中で最安値で入手できる最も強力なマグネットです。マジで強力ですよコレ。
直径16ミリなので先述のカインズ「デザインボード取付マグネット」にぴったりです。これを4つ(8個)購入しました。
この内4個を、有孔ボードに取り付けたカインズ「デザインボード取付マグネット」に、磁力+セメダインでそれぞれガッチリ固定します。
- キャン★ドゥ
超強力ネオジウムマグネット 100円(2個)
フタ裏に有孔ボードを固定
セメダインでマグネットを接着させる
今、有孔ボードの四隅に「デザインボード取付マグネット」が取り付けられ、さらにネオジウムマグネットがセメダインで接着されている状態。
ここでさらに、ネオジウムマグネットの残り4つをそれぞれに磁力だけでくっつけます。
そしたら、その状態のままネオジウムマグネットの表面にセメダインをつけて、フタ裏のちょうどいい位置へ寝かせてくっつけます。
この時、フタ内側の上端から30ミリ隙間をあけることで、有孔ボードを取り付けたままでもフタの開け閉めが可能になるのでご参考に。
僕は目安に厚さ15ミリの木材を2本挟みました。その状態で有孔ボードの接着を開始!強力接着剤セメダインなら5秒ほどでくっつきます。
ボンドが乾いたら有孔ボードを取り外してみよう!すると、フタ裏にネオジウムマグネットがくっついて残され、有孔ボードだけが外せます。
これで、超強力ネオジウムマグネットを四隅に配した有孔ボードが、アルミコンテナのフタ裏といつでも任意で脱着できるようになりました!
くれぐれも磁石のS極とN極を間違えて接着しないように!セメダインで接着する前に何度も磁極があっていることを確認しましょう!
<代替案>
100均の木材を介してマグネットを接着!
地域によってはカインズの「デザインボード取付マグネット」を扱っていない場合や、798円はちょっと高い!という人もいるでしょう。
そんな時は、ダイソーで売っている細くて薄い木材を木工用ボンドで固定し、その上にネオジウムマグネットを接着するのがおすすめ。
有孔ボードにはベルトや紐を通して道具を固定するので、どうしても何かを介して有孔ボードの背面を浮かせる必要があります。
有孔ボードの背面を浮かせる方法は自由!
⑥ボックスの開口にテーブル天板を作成
コンテナのフタ裏が決まったら、今度は開口天端をテーブルにする方法を考えよう!コンテナがテーブルを兼ねるとキャンプはホント便利です!
テーブル部材はボックスの中に収納できて、そして使う時は簡単に設置できるよう、コンパクトな組み立てや分解性で検討するのがおすすめ。
今回は木板を並べるだけにしましたが、他にもいろいろなアイディアで、ぜひオリジナルなテーブル天板つくりに挑戦してみましょう!
ダイソー
「板材 幅90×長400×厚12㎜」
今回、僕が選んだアルミコンテナの幅内寸法は公式で485ミリと記載されていますが、これはボックス内部中段位置での寸法です。
しかし実際の商品には、開口天端にフタの開閉によるダメージ防止のゴム加工が施してあるので、開口寸法としては少しせまい465ミリ。
そこでボックス開口の天板には、ダイソーで売っている板材を5枚敷き並べてみるとバッチリだと判明しました!(幅90×5枚=450㎜)
他にも150ミリ幅を3枚という方法もありますが、ボックスの中に手を入れて追加で何かを取り出す時、5枚敷きの方がテーブル上のモノを除けるのが少なく済んで手っ取り早いと判断。
板材をお好みで塗装しよう!
おすすめは両面で異なるカラー
僕は以前からあった関西ペイントの「屋内外シリコン多用途(水性)」を使いましたが、ぶっちゃけ塗料は何でも大丈夫です。
ダイソーで売っている塗料でもOKだし、刷毛についてはボクもダイソーで買ってきました。
水性塗料のいいところは、塗り重ねが容易であること。ムラがあったり、剥げてきたりしても、後から何度でも塗り直すことができます。
せっかくなのでブラックとブラウンの両面にして、気分でテーブルのカラーリングを変えられるようにしました!(面倒くさかったけど)
- ダイソー 板材
幅90×長400×厚12㎜ 価格100円/枚
セリアなら初めから茶色もあるよ!
1枚100円でとってもリーズナブル!
ちなみに、セリアで売られている板材は最初から茶色なので塗装の手間が不要。ただし厚さが9ミリなので若干、板の反りが気になります。
慎重に表と裏の反り返りが無いことを確認して選べば、上手なお買い物になるかも知れません。
また、長さが450ミリなので、ボクのように30Lサイズのアルミコンテナを選ぶと、長すぎて少しカットするハメになるので注意が必要です。
⑦開口の縁にサイドテーブルを取り付け
僕が選んだアルミコンテナは30Lサイズで、売られている商品の中では比較的小ぶりな方ですが、それでも結構なアイテム数が収納可能です。
すると、テーブル上がすぐにごちゃごちゃするので、サイドテーブルもあったら便利だよね!ということで簡易に増設できる方法を模索!
いろんな方法を考えましたが、今回は100円ショップで手に入る部材で、最も簡単にサイドテーブルを増設する手法をご紹介します。
ダイソー
「ドアフック」
通常は室内ドア上部のすき間に引っ掛けて、衣類ハンガーなどをかけるために使用します。これをコンテナボックスの開口天端に引っ掛けるだけ。
2個使うことでこれが棚受けとなり、ここに好きな板を乗せてサイドテーブルが完成します。
- ダイソー
ドアフック 200円/個 ×2個
カインズ
「NRスポンジ20t×70㎜丸」
ドアフックをコンテナボックスの開口天端にかけると、全然サイズが合わなくてサイドテーブルの板がぐらつくんですよ。
本来、ドアの厚みを想定したつくりのドアフックなので、コンテナボックスに引っ掛けても厚みが足りないのは仕方がないことです。
ここに、何か「噛ませもの」を介して、ドアフックが安定する厚みの増幅が欲しくなります。
で、見つけたのがよく分からんスポンジなのですが、ちょうどいい硬さだったので、カッターで真っ二つにしてドアフックに噛ませました。
- カインズ
NRスポンジ 厚20×直径70㎜丸 178円/個
⑧ステンシルやシールで独自性を整える
無名のアルミコンテナボックスですから、当然ロゴマークなどの特徴的なデザインも一切なし。つまりアレンジが自由自在ということ!
せっかくの無地ブラックなので、白でペイントしたりアメリカンなシールを貼ってみたり、サビ塗装でヴィンテージ感を出すのもいいですね。
この辺のカスタムは追々といくらでも変化していきますが、ひとまずステンシルでもやってみようかと実践してみたのでぜひ参考にして下さい。
ジョイフル本田
「ステンシルテンプレート」
ステンシルテンプレートはホームセンターでよく見かけますが、今回使ったのは以前から持っていたアーミーテイストな文字デザイン。
ステンシルのやり方は簡単!並べる文字を決定したら、ステンシルテンプレートを一枚ずつ置いて、布やスポンジで塗料をペタペタするだけ。
驚くほどコツも注意事項もありませんが、強いて言えば、アルファベットの羅列が中二っぽくならないよう、気をつかうのが大人の嗜み。
- ジョイフル本田
ステンシル 1インチ 500円(54枚入り)
※価格は購入当時(購入時期不明)
水洗いで繰り返し使いたい人はコチラ!
セリア
「転写シール」
アイスの棒のようなヘラで、フィルムの中の好きな絵文字をこすりつけることで対象物に転写できるシールシートです。
100円ショップには様々な転写シールが売ってますが、どれも可愛らしくてボクのような大人のおっさんには選択しづらいデザインばかり。
でも「キャンプ」とか「カフェ」みたいなテーマも多いので、今回は1つ買ってやってみました。羞恥心を乗り越えれば作業自体は簡単。
⑨コンテナボックスの底に脚を検討する
アルミコンテナを地べたに置くよりも、やっぱり脚があった方がイスの高さや目線的に便利で、調理などの作業もしやすくなります。
スタッキングしない前提であれば、底面に折り畳みの脚をビス止めしちゃえばOK。まだどうなるか分からない人は、台を準備しましょう。
この場合、コンテナボックスの中に収納できるコンパクトさが重要。また、出し入れや組立・片付も容易なタイプが何かと便利で良いです。
キャプテンスタッグ
「アウトドアテーブル」
今回、アルミコンテナボックスの脚に選んだのは、キャプテンスタッグのアウトドアテーブル。というか、あったモノの中でこれがマッチ。
サイズは幅400×奥290×高120㎜です。もし30Lサイズのアルミコンテナをお使いなら、このくらいのテーブルが脚に使えますよ、という程度。
収納時のサイズは70×60×長400㎜なので、コンテナボックスの中に楽々収納。専用のポーチも付いているのでお値段の割に使い勝手抜群です。
⑩ボックス収納とギア展開の両方を確認
さて!いよいよ完成したアルミコンテナボックスのカスタム。コンテナ購入から着手するまで約2ヵ月のイメージ期間がありました。
この間、あちこちのお店でDIYグッズを数々物色。その甲斐あってか、着手してからは塗装の乾かし時間を含めても約3時間程度。
最後に、もう1度キャンプギアの収納とデコレーションを確認してみましょう!
アルミコンテナのカスタム最終確認!
モノの収納と出し入れをチェックしよう!
必要なモノがコンテナボックスの中にすべて収まることを確認。次に有孔ボードを始めとしたディスプレイがスムーズに行えるのかをチェック!
さらに収納の余力がどれだけあるかを理解することで、ここに詰め込める食材などの目ぼしを付けられますね。
アルミコンテナのカスタムに終わりはありません。でもスタイルの変化に合わせていつでもカスタムできるのがアルミコンテナの良いところ。
ガレージライフやキャンプに興味のある人にはとってもおすすめな趣味です。
あなたもぜひ、アルミコンテナのカスタムを始めてみませんか!?
今回使用したアルミコンテナはこれ!
ネットで買える!「カスタム欲を満たす」おすすめアルミコンテナ
実店舗ではあまりお目にかかることのないアルミコンテナボックスですが、ネットなら驚くほど種類も豊富にあります。
ここでは、アルミコンテナのカスタム経験者が語る「初心者が買うならコレ!」というおすすめのアルミコンテナをご紹介します!
ヴァストランド
VASTLAND(ヴァストランド)のアルミコンテナは、アルミ板厚1.5㎜、耐荷重150kgのタフボディが魅力な50Lサイズが人気です。
幅540×奥340×高260㎜のビックな寸法は、テントやペグケース、寝袋もラクラク収まるので、複数人のキャンプでもバッチリな収納力。
人気のブラックカラーにして汎用性の高い50Lサイズなら、ヴァストランド一択ですよ!
ブラックキャンプを無骨にカスタムしよう!
ダルトン
ダルトンのアルミコンテナ「コンボイ2RC-M」は、王道のアルミ色なシルバーながら、独特の媚びない無骨さを醸し出しています。
サイズは幅580×奥380×高285㎜と、標準的な50Lクラス。これはダルトンの商品ラインナップとしてはMサイズ。他にS、L、XLがあります。
ナチュラル系のウッドや、オレンジ色の革製品によるカスタムと相性バッチリ!アルミ本来の質感を楽しみたい人におすすめです!
普遍的なダルトンを自由に持ち運ぼう!
ヒューチャーフォックス
ヒューチャーフォックスからは、ちょっと珍しい44Lと72Lの2サイズを展開。とくに44Lサイズは50L以下クラスで最適容量の可能性も大です。
ベーシックなつくりながら、キャンプと親和性の高いデザインとおしゃれなカラーリングが、やたらとカスタム意欲を高めてくれますね。
幅480×奥340×高280㎜という絶妙なサイズ感を楽しもう!
カジュアルなカスタムにもおすすめ!
デルタエムティー
デルタ/MT「ExtremeX SB-E30G」は、言わずと知れたアルミコンテナカスタム界の主流。ダークグリーンが存在感を放ちます。
幅517×奥322×高240㎜のサイズは容量30Lクラス。ワイヤーロックや南京錠での施錠可能なラッチ(施錠穴6mm)が採用。
「完全な輸送をバックアップ」をテーマに、輸送産業からのオーバーランダーを実践。真のアウトドアユーザーが求めてしまう逸品です。
カッコよさがカスタマイズの基軸!
CHANODUG OUTDOOR
はい。僕が買ったやつの色違いです。ブランド名「CHANODUG」は何と読めばいいのか分かりませんが、マッドブラックは良かったです。
でもマッドブラックと異なり、こちらは中央正面に何やら「CHANODUG」のロゴマークが入っているように見えますね。
さらにマッドブラックは塗装が少しザラザラした手触りがありますが、こちらはアルミ本来のツルツル加減を楽しめる印象です。
リーズナブルにカスタムを楽しもう!
ソルース
いよいよちょっと怪しくなってきます。たぶんモノ自体は良いのでしょうが、如何せんブランド名「?」が続きます。
たとえばこのSoluz(ソルース)のアルミコンテナは、他にもBruny(ブルーニー)というブランド名でも発売されています。
幅575×奥375×高275㎜のMサイズはソルースから、幅770×奥430×高330㎜のLサイズはブルーニ―から販売と言った感じ。
カスタム初心者にとって安さは正義!
まとめ:アルミコンテナをカスタマイズして自分使いを楽しもう!
アルミコンテナのカスタムは、キャンプ道具の持ち運びはもちろん、キャンプサイト映えを狙ったデコレーションにもぴったりです!
また、ソロキャンプやソロツーリングのしやすさも魅力で、そこへ向かう準備のためのガレージライフもワクワクしちゃいます。
アルミコンテナのカスタム手順
- 用途を決めて必要なサイズを見つける
- コンテナのサイズを測って材料を調達
- 収納とレイアウトの全体像をイメージ
- 有孔ボードにキャンプギアを取り付け
- ボックスのフタ裏に有孔ボードを固定
- ボックスの開口にテーブル天板を作成
- 開口の縁にサイドテーブルを取り付け
- ステンシルやシールで独自性を整える
- コンテナボックスの底に脚を検討する
- ボックス収納とギア展開の両方を確認
バイクガレージやソロキャンプを趣味にしたい人には、絶対におすすめのコンテナカスタム!
さあ!
アルミコンテナカスタムの世界を楽しもう!
今回ご紹介したアルミコンテナはこれ!
それではまた!
楽しいガレージライフを♪
To Be Continued