





バイク乗りなら誰でも、大切なバイクをいつもキレイな状態で維持したいと考えるはず。どんなにカッコいいバイクだって、劣悪な環境に晒され続けたら車体は傷んでしまいます。
もはや、バイクの劣化速度は日頃の保管状態で決まる!と言っても過言ではありません。
バイク選びで真剣に悩んだ時と同じぐらい、保管用アイテムも慎重に選びたいです。でもバイクカバーの掛け外しって、正直めんどうですよね?
この記事では、そんな悩めるライダー達にとって1つの選択肢と成り得る『簡易型バイクガレージ』の種類や選び方について、詳しく解説!
ひと口に簡易型バイクガレージと言っても、各メーカーが様々な商品を販売しているので、どれが自分に合っているのか考える必要があります。
ということで、この記事のトピックは3つ。
この記事を読めば、あなたのガレージライフを豊かにするヒントがきっと見つかります。
建設業会社員|二級建築士|愛車XL883L
バイクガレージが大好きな趣味ブロガー。住宅&建設業界で30年の現役会社員。2015年に木造30坪ガレージハウスを建てたスポスタ乗り。「作り手×売り手×買い手」としての経験を活かし、全方位的な視点で「バイクと楽しむガレージライフ」を提案するブログ『メリーガレージ!』を運営中。
後悔しないガレージづくりを始めよう。
簡易型バイクガレージを設置すれば、マフラーの熱冷ましなど、何かと煩わしいバイクカバーの掛け外し作業から劇的に解放されます。
ここでは、大きく分けて二種類ある「簡易型バイクガレージ」について、それぞれの特徴を知ってみるところから検討を始めてみましょう。
シェルター式は骨組みの可動に追従してシートが開閉し、閉めた状態でも内部を風が抜けやすくなっている構造。
バイク車体に当たらないので、エンジンを切ってすぐのマフラーがまだ熱い状態でも格納できます。
面倒だったバイクカバーの掛け外しや、マフラーの熱冷まし時間が無くなり、車庫入れがたった5秒程度で完了するのはとっても嬉しいですね。
テント式は組み立てた骨組みにシートを被せて固定した、ちょっとキャンプ的な雰囲気も漂う簡易型バイクガレージ。
前後のシートをクルクル捲り上げて光や風を取り入れることができ、タープにして外へ張り出せば、日除けにして作業エリアの拡大も図れますね。
大きめの商品をチョイスすれば、バイク用品を置けるスペースも確保でき、色々なアイディアでガレージの雰囲気を高めることも出来るでしょう。
もしかして、バイクカバーって本格ガレージを持ってない人が使う物だと思っていませんか!?
僕はガレージハウスを建てましたが、基本バイクは休日しか乗れないので、ガレージ内とはいえ1週間以上も車体を露出しておくのが心配で、毎回バイクカバーを掛けています。
そしてバイクに乗らない日でも、カバーを外してあげて磨いたりしています。
バイクカバーはサビの原因となる雨風からバイクを守るだけでなく、カバーを被せることで目隠しの効果も得られるため、盗難対策としても有効。
価格はサイズや仕様によってピンきりですが、それでもバイク保管としては比較的低価格で購入できる方法なので、保管方法に迷ったらとりあえず丈夫なバイクカバーがお勧めです。
簡易型バイクガレージの最大の特徴は、物置型や小屋型のバイクガレージと比較して、圧倒的にお財布に優しいという点。
したがって、簡易型バイクガレージを採択するかどうかの検討は、他のガレージタイプと比較するよりも、毎回バイクカバーを掛け外しする手間をどう捉えるかに絞ってみるのがポイント。
簡易型バイクガレージがあれば、バイクカバーを取り付けたり外したりするよりも、断然バイクの乗り出しや格納が楽になります。
さらにテント式なら、ちょっとした自分だけのガレージ空間でライダー気分も爆上げ。
本格的なバイクガレージはまだ先だとしたら、バイク乗りならみんな、簡易型バイクガレージはぜひ手に入れておくことをお勧めします。
長持ちするかしないかの特徴はあるとして、基本、工場生産の商品をバイクの代わりに雨ざらしにするので、製品自体は必ず劣化していきます。
強風を受けにくい場所に設置したり、雪が積もれば屋根の雪を下ろしたり、大雨による浸水で水没しないよう、様々な点に配慮することも重要。
強度に関しては説明書を参考にしっかりと取り付けることは大前提として、その他にも日頃から注意深くガレージを見守ることが大切ですね。
人によって若干の手間を感じる場合もあるかとは思いますが、シェルター式もテント式も組み立て自体は公式ガイドを参考にすれば組み立てられない、ということはないでしょう。
それにしても作業には2人以上いた方が楽ですね。
今は公式動画も充実してて、ありがたいです。
ただし、シェルター式でもテント式でも重要なのは、足元のフレームをしっかりと地面に固定することです。組立と固定は異なるので要注意。
地面がコンクリートでない場合は、コンクリートブロックを並べてアンカー固定するのも手で、それが多少なりとも重しの役割を果たします。
いずれ、キャンプで張るテントよりは強固な程度であり、台風のような強風には耐えられないので、吹き飛んで二次被害を出す前に、そんな予報が出たら可能な限り本体をバラした方が安全です。
所有するバイクのサイズに合わせて、ただ収納に特化するか、作業スペースも必要とするか、簡易型バイクガレージを選ぶ楽しみは尽きません。
出来るだけ安く愛車を守りたいと願うライダーたちへ、厳選8商品をご紹介!
1万円台:テント式
自転車4~5台分を想定した大きさなので、大型バイクでも概ね楽々格納できる大容量タイプです。
高耐久のアルミ製フレーム支柱を採用し、防水・撥水加工を施した前幕は両サイドをファスナーで閉じられ、替えカバーのみの販売もしているので交換しながら長く使えます。
軽量アルミなので誰でも手軽に組み立てられるのが嬉しい反面、しっかり固定しないと強風時がちょっと心配。
☆購入者レビュー(抜粋)
2022年8月26日
思ったよりも狭いです。スーパーカブクラス、2台が精一杯かと。耐久性はまだ分かりません。
2万円台:シェルター式
価格の割にはしっかりと防水素材、撥水加工、紫外線カットなど、経年劣化対策が施されているのが好印象なシェルター式。
カバー側面に通気口を配置しているので、カバー内部の湿気や結露を抑制し、さらにベンチレーションはメッシュになっているので虫や小動物などの侵入を防ぎます。
また、ベースプレートに前輪を置くことで安定感も向上する仕様。
☆購入者レビュー(抜粋)
2022年10月15日
低評価のレビューがあって心配でしたが、届いた商品を組み立てたら商品画像どおりでした!最大まで開けると、しまう時にミラーが引っかかってしまったのですが、90度の所で金具を締めなおしたら、大きく開くので大丈夫でした!他のお店の似たような物より安かったので良かったです。雨降り後、中の水濡れもなかった^ ^
2022年9月3日
ワンアクションで開閉できるので便利。通勤前と帰宅時の時短になった。大型は入らないから、購入前にサイズしっかり確認すること。他のレビューで説明書がないって書いてあったけど、自分のにはちゃんと入ってた。簡素だけど図解入りなので難しくなかった。
3万円台:テント式
限られたスペースで愛車を守る中型バイク専用ガレージです。
出入口の開閉ファスナーは片側から上部に向かって完結し、間口を目いっぱい有効に活用。
バイクを入れるためだけに特化した人気シリーズで、カラーは2色用意されています。
☆購入者レビュー(抜粋)
2023年1月7日
バイク購入を機にテントガレージを探してました。125ccバイク(長さ195cm程度)を収納するのにちょうどいいサイズです。組み立ては説明書を見ながら2人で40分程度かかりました。耐久性、防水性はまだわかりませんが、作りはしっかりしています。コンクリート上に設置しているので、台風などに備えて柱などに固定するつもりです。バイクを通勤に使用しているので、出し入れしやすいテントガレージにして良かったです!
3万円台:シェルター式①
サビ止め塗装済みの丈夫なスチール製フレームは、説明書に従って簡単に組み立てることが可能。
防水加工を施した丈夫なポリエステル製カバーは外気温の変化や劣化に強く、カバー側面に設けられた通気口はカバー内の結露防止に役立ちます。
重厚感にあふれるデザインが特徴的なシェルター式のバイクガレージです。
☆購入者レビュー(抜粋)
2023年2月23日
使い勝手が良いので使い続けています。ただ、布の部分がもう少し余裕があればいいと思います。ギッチギチのムチムチでマジックテープでは耐えられない部分が出てきます。あとは大体3年ごとに買い替えてますが、もう少し耐久性がほしいです。
2022年8月31日
バイクを買い替えて今まで使っていたバイクバーンではギリギリ過ぎて面倒だったのでこちらにしました。大きさは文句なしです!バイク以外にキャビネットの工具箱もしまえます。大きいがゆえ、場所も取ります。サイズ等吟味してからの購入をおすすめします。
3万円台:シェルター式②
キャンプ用品にも根強いファンを持つドッペルギャンガーからは、大型バイクも5秒で格納が完了するシェルター式がおすすめ。
ポリエステルを加工した強固な素材は高い防水性を実現し、バイクのミラーや突起物に引っかかりにくい形状で開閉もスムーズです。
資機材やバイクアイテムを一緒に保管しない、とにかく愛車の出し入れを簡単にしたいという人に1番おすすめ。
☆購入者レビュー(抜粋)
2023年3月18日
組み立てがめんどくさかったですが、品質は結構良いです。しかし、入り口のとこが少し浮いてるのでそこから砂埃が入りバイクについてしまいます。雨は大丈夫だと思います。
2022年6月20日
とにかくバイクの出し入れがスムーズに出来て便利!雨や風も余程の場合じゃなければ大丈夫!バイクはレブル250。車庫の無い賃貸の人にはおすすめです。
4万円台:テント式
防水・日除け・難燃加工・盗難防止ロックなど、愛車を守るために数々の工夫が施された、大型バイクが2台入るビックサイズ。
地面がコンクリートでペグの打ち込みが出来なくても、重りの石を入れておける専用のカバーが付属してるので、見映え良く吊り下げてしっかり固定することが可能。
室内側の止水テープが縫製の縫い目からの雨水の侵入を防ぐ役割を果たしますが、レビューでは耐水圧に不安の声もあるので、品質の均一性がちょっと心配。
☆購入者レビュー(抜粋)
2023年1月13日
組み立てはとても簡単でした。大きいのでシート取り付けは二人でやらないと厳しいです。二人でやったらサクッとできます。耐水性とかはまだ分かりませんが、広さや天井の高さは満足しています。
追記、湿気対策として、地面にシートを敷いて、その上にゴムマットを敷きました。
2023年2月18日
ドッペルギャンガーの製品と比べて安かったので買いましたが固定ボッチが埋まるなどフレームの作りが荒く組み立てに難儀しました。これならもう少し出して他社製品を買えば良かったと後悔しています。追記です。不具合の対応はとても丁寧でよかったです。不具合点が改善されればいい商品だと思います。
4万円台:テント式
大型バイクが2台格納できるワイド設計で、室内高190cmは窮屈に歩きまわる必要もなし。
段差のないフラットフロアや、好きな時に好きな方から出入りできる両サイドのファスナーなど、ガレージライフを楽しみたい人に向けた工夫がたくさんあります。
真夏にはスポットクーラーを取り入れられるメッシュ構造のポケットを採用するなど、ガレージライフの拡張機能も万全。
☆購入者レビュー(抜粋)
2023年3月8日
かなりタイトに出来ている製品です。でも出来上がりはとても良い感じです。耐久性は今後確認していきたいと思います。余談ですが、部品が一部破損していました。しかしこちらのカスタマーがとても迅速に対応していただける会社さんでとても好感が持てました。何も問題がないのが一番ですが、何かあっても直ぐに対応してくれるのがわかり、今後も安心できました。
2023年3月8日
設置は一人でも出来た。欲を言えば、パイプ径がもう少し太くて、縦のパイプ数が3本から4本であれはと思う。
7万円台:テント式
カッコ良すぎて、何か秘密基地のような感じが嬉しくなるデザインが特徴の逸品。
作りも重厚で、肉厚パイプの連結フレームで強度アップした耐風構造は、心強く愛車を守ってくれそうです。
幌の縫い目にもしっかりとシームテープ処理を施し、前後にベンチレーションと左右に開閉可能な窓を設けるなど、湿気対策もぬかりないですね。
もはや、ライバルは物置型のガレージかも!?
敷地や予算の条件に合わせて商品を選ぼう!
シェルター式はバイクカバーの代替として秀逸で、テント式はガレージライクな使い方も視野に入れた楽しみ方があるなど、簡易型バイクガレージには二種類の方式があります。
どちらも一長一短があり、またメーカーや商品によって特徴も様々。
留意しておきたいのは、簡易型バイクガレージは愛車の代わりに雨ざらしになってくれる物なので、いずれ何年も長持ちする製品じゃないということ。
費用対効果を正しく認識すれば、簡易型バイクガレージは愛車を守る最高の選択肢に成り得ます。
それではまた!
楽しいガレージライフを♪
To Be Continued