





コーヒーツーリングという言葉があるほど、コーヒー好きなライダーは多く、お洒落なカフェを巡ったり、ソロキャンでお湯を沸かしたりと、僕らにとってコーヒーはバイクライフを彩る大切な要素。
もちろん、ライディングのひと時に味わうコーヒーは格別ですが、日常的にガレージで飲むコーヒーもまた、美味しさを追求する価値があります。
この記事では、バイクライフでもっとコーヒーを楽しむために、ガレージでもぜひ取り入れたい、おすすめのコーヒーアイテムについて解説。
お気に入りのコーヒーミルやポットを並べれば、ガレージ空間はさらに気分上々。ガレージでも豆から挽いた淹れたてのコーヒーを楽しみましょう。
ということで、この記事のトピックは3つです。
この記事を読めば、あなたのガレージライフを豊かにするヒントがきっと見つかります。
建設業会社員|二級建築士|愛車XL883L
バイクガレージが大好きな趣味ブロガー。住宅&建設業界で30年の現役会社員。2015年に木造30坪ガレージハウスを建てたスポスタ乗り。「作り手×売り手×買い手」としての経験を活かし、全方位的な視点で「バイクと楽しむガレージライフ」を提案するブログ『メリーガレージ!』を運営中。
キャンプやソロツーで使えて、さらにガレージ自体でも楽しめるコーヒーアイテムは、アウトドア性の高さが重要なポイントの1つです。
さらに自宅ガレージなら、電源の心配なく電化製品も選択可能。ここでは、ガレージで珈琲タイムを楽しむためのポイントについてまとめます。
ガレージから持ち出しやすいコンパクトさや、棚に置いておくだけでもカッコいいデザインは、マイガレージカフェのコンセプトにぴったり。
キャンプギアと併用のコーヒーアイテムなら、装飾性や実用性も抜群なので、いつでも気兼ねなく、愛車を眺めながらのコーヒーが楽しめます。
カギを握るのはカラーリング。愛車やガレージインテリアに合わせて、シルバーやウッド系、あるいはブラック系など、バランスよく揃えましょう。
ガレージの目的はそもそも愛車の保管やメンテナンス。コーヒーを楽しむことをメインとした作りにはなっていないので、創意工夫が必要です。
ガレージのコンセントが使えるなら電気ケトルでお湯を沸かすのも便利だし、ミニシンクや水道があるなら、水汲みや食器洗いがラク。
コーヒーを淹れる場所と、マグカップを持って腰かける場所、たとえそれが少し面倒くさい動線になっても、それもまたガレージライフ!
この世には、多種多様なコーヒーグッズが溢れていて、デザインや機能、価格面においても、まさに千差万別。購入には迷うしかない状況です。
すべてのライダーに当てはまることはないですが、アウトドアシーンでの実用性を中心に、ガレージ映えも考慮した個人的な見解をぜひご参考に。
何はともあれまずはマグカップさえあれば、既製品のコーヒーでもインスタントコーヒーでも、ひとまずコーヒーを楽しむことができます。
しかし、やはり直接手にとって口をつける食器。最終的にコーヒーの印象を決める大事なアイテムなので、いくつかの理由を整えて購入したいです。
燕三条の名門、下村企販㈱が展開する有名ブランド『珈琲考具(KOGU)』は、コーヒーを楽しむことに特化したアイテムが数多くあります。
僕がはじめて出会ったKOGU製品がこの二重マグカップ。保温力が高いステンレスの中空二重構造と、頑丈な作りの折り畳みハンドルが特徴です。
カップの縁には絶妙なカーブで滑らかな飲み口を実現。チタン製より重さはありますが、この口当たりの良さはステンレス加工のKOGUならでは。
滑らかな飲み口がクセになるマグカップ!
ドリップポットは注ぎ口が細く、湯量をコントロールしやすい形状になっています。これにより、コーヒー粉全体に均一にお湯を注ぎ込むことができ、コーヒーの味を最大限に引き出すことが可能。
コーヒーの抽出には適切な温度が重要なので、温度変化を最小限に抑えることは美味しいコーヒーを淹れる上で重要な要素です。
真下へお湯を落とせるS字形状の注ぎ口で、狙ったところへ静かに注げる軽快な使用感と、美麗なステンレスの造形が特徴のドリップポット。
直火とIHの両方に対応している希少価値のかなり高い商品です。フタには蒸気穴が2つあるので、1つの穴に別売りの温度計を差して使えます。
食洗器にも対応していますが、大きなフタの開口なので手洗いもしやすいです。外カールになった形状の縁で、水滴が残りにくいのもポイント。
誰でもプロのような点滴ドリップができる!
コーヒードリップに必要なお湯を沸かすには、電気ポットやケトル、カセットコンロや卓上のIHヒーターなど、さまざまな選択肢があります。
ソロツーやアウトドア性も兼ねるなら、コンパクトに収納できて持ち運びしやすい物がベスト。ガレージ使いに特化するなら電化製品も重宝します。
OD缶にセットして使うSOTOのシングルバーナー「アミカス」は、ソロキャンにも愛用者が多い、パワフルな燃焼が特徴のコンパクトストーブ。
高い着火性能や耐衝撃性、セッティングしやすい折りたたみ式の4本ゴトクが人気の秘密。ボタンでカチッと簡単に火が付くのも良いです。
コンパクトで場所を取らない収納とお手軽な使用感は、バイクガレージとの相性も抜群。ただの湯沸かしが、珈琲タイムの所作を演出します。
トータルバランスに優れたシングルバーナー!
コーヒードリッパーは、セットしたフィルターにコーヒー粉を入れて、お湯を注いだ際にコーヒー粉が流出するのを防ぎます。
ドリッパーの形状や穴の数、リブの有無などによって、お湯の流れる速度やコーヒー粉との接触時間が変わり、コーヒーの味わいに影響を与えます。
ステンレス鋼の輪がバネのような形状になって作られたコーヒードリッパー。台座となる一番下の輪を別の輪に引っ掛けてコンパクトになります。
コーヒーバネットには垂直面の部材がないことで、お湯を注いだ際に発生するガスを逃がしやすく、雑味のないコーヒーが淹れることが可能です。
収納ケース付きで保管や持ち出しが便利。ドリップしたい時に素早くセットできるのもポイントです。風に弱いのでシャッターを開ける際は注意。
最もシンプルなコーヒードリッパーはこれ!
八角形の板を折り曲げて八角すいの形にして、付属のドリッパーホルダーに差し込んで使う、ベルモントのアウトドアドリッパー。
径が大きなシェラカップなどにドリップする際は、ドリッパーホルダー底面の窪みに、箸や小枝を使って橋渡しできるアウトドアな仕様です。
カップの中が見える窓で注ぎ過ぎを防止し、収納時はコンパクトにしまえて便利。組み立ては最初、めっちゃ手こずりますが、慣れれば簡単。
独特の形状に注がれるお湯で珈琲がまろやかに!
味わいのコントロールは奥深く、コーヒー豆に含まれる油脂分の調整として用いるフィルターの種類によって、コーヒーの味が大きく変化します。
一般的にペーパーフィルターはクリアな味わい、ネルフィルターは滑らかなコク、金属フィルターは豆の風味を感じられる味わいに仕上がります。
ペーパーフィルターの形状は大きく分けて、台形型と円すい型の二種類。有名なところではカリタの台形型と、ハリオの円すい型と言われます。
一般的に、台形はバランスの取れたマイルドな味わいに、円すい形はコクや苦味が際立つ濃厚な味わいに仕上がると言われています。
ただし、コーヒー豆の種類や焙煎度合い、抽出方法などによっても味わいは大きく変化するので、あくまで個人的に感じる違いを楽しむもの。
円すい型は使えるドリッパーの種類が豊富!
リバースのマイクロコーヒードリッパーは、シリコーンゴムのドリッパーに、ステンレス製のフィルターをはめ込んで使うタイプです。
これ1つでドリッパーを兼ねて、使い捨てのペーパーフィルターが不要なので経済的。珈琲粉のガラ処分やフィルターの洗浄が若干の手間かも。
金属フィルター独特の風味で、まるでミルクをちょっと足したかのような、とっても滑らかな味わいのコーヒーを楽しむことができます。
金属フィルター付きドリッパーはこれ!
コーヒーミルは、焙煎されたコーヒー豆を挽くために必要な道具です。コーヒー豆を挽くことで、コーヒーの香りや味わいを最大限に引き出します。
コーヒーミルには大きく分けて手動式と電動式の2種類があり、ステンレスやセラミックなど刃の種類によって、挽き具合や風味に違いが出ます。
ステンレスのエイジング加工によるヴィンテージ感で、使い込まれた風合いでありながら、先進的な雰囲気をあわせ持つデザインがお気に入り。
全体の質感を整えてくれるナチュラル色なウッドグリップも相まって、アウトドアシーンやガレージコーヒーでもばっちり映えるアイテムです。
挽き目の調節は結構ざっくりですが、それでも細挽きから粗挽きまで十分な自由度。金属臭のしないセラミック刃の臼式が、珈琲タイムを彩ります。
所有欲が満たされるコーヒーミルはこれ!
VINTAGE INOXコーヒーミルのレビューはこちらの記事で詳しく解説!
コーヒーミルを使うと、刃にこびり付いたコーヒー粉が気になります。まめに水洗いしたいですが、次に飲みたいときは乾くのを待つハメに。
珈琲考具のミルブラシには、静電気の少ない黒の豚毛が使われた刷毛で、コーヒー豆を挽いた粉をサッと取り除くことができます。
柄の部分にケヤキの天然木を用いた風合いも良く、転がりにくい三角形状で、立たせる仕舞い方ができるとってもお洒落なミルブラシです。
置いててもカッコいいミルブラシはこれ!
マグカップに直接ドリップしても美味しい珈琲が楽しめますが、サーバーを使えばドリップしたコーヒーを保温したり、食卓に運べたりします。
サーバーには目盛りが付いているので、抽出量を簡単に確認できるメリットも。電子レンジ対応のものや、食洗機対応のものがあります。
同じKOGUブランドでも、こちらは珈琲考具ではなく「茶考具」のシリーズ。冷蔵庫で冷やしてアイスコーヒーを作る時に使っています。
ガラスのような輝きですが、落としても割れにくい丈夫な素材を使用。電子レンジ対応なので温め直しも可能です。何気に便利な食洗器対応。
もちろん本来の使い方として、お茶や紅茶を楽しむティーポットとしても秀逸です。220gと軽量で扱いやすく、耐熱110度、耐冷-20度の仕様。
いろいろ使えて便利なティーポット!
ペーパーフィルター用のドリッパーが付いたコーヒーサーバー。適切なドリップ量の目安が分かりやすいメモリ付きで、1~2杯用に重宝します。
コーヒーを淹れる時はドリッパーを引き上げて使用し、収納時はドリッパーが本体の中に納まる設計なので、コンパクトにしまうことが可能です。
サーバーの注ぎ口は、注ぎやすく液だれしにくい形状。口径が広いので洗い物がラクです。電子レンジ対応なので温め直しもOK。
ドリッパー付きで便利なコーヒーサーバー!
コーヒーキャニスターは、焙煎したコーヒー豆を保存するための容器です。コーヒー豆の鮮度保持、風味の維持、酸化防止、害虫対策として有用。
蓋にパッキンが付いた密閉容器や、内部の空気を抜く真空キャニスターのほか、コーヒー豆の保存に特化した専用キャニスターもあります。
さまざまな環境が想定されるガレージにおいて、挽きたてのコーヒーをいつでも美味しく楽しむためには、キャニスター容器の選定が重要です。
お洒落なツヤ消し仕上げのKOGUステンレス製キャニスター大は、内フタがピタッと密着して光や空気を遮断し、コーヒー豆の風味をキープします。
200gの袋で買ってきたコーヒー粉やコーヒー豆が全部入りきるのが便利。別売の珈琲考具10gメジャーがスッキリ収まる使い勝手も良きです。
コーヒー豆をフレッシュに保つキャニスター!
コーヒーメジャーは、コーヒー豆の量を正確に計るための道具。常に安定した味わいのコーヒーを淹れるために、コーヒー豆の計量は大切です。
計量スプーンは手軽に計量できるコーヒーメジャーで、より正確に計量できるデジタルスケールは、電化製品に該当する商品になります。
すり切りで1杯分のコーヒー粉やコーヒー豆(約10g)を簡単に計量できます。サビにくく衛生的なステンレス素材なので、いつもピカピカ。
全長約6cmの小さなサイズは、珈琲考具キャニスターの内フタの上に入れておけるので、収納場所に困らず、紛失しにくいのも良いです。
仕上がりの美しさに思わずニヤりとしちゃう、物欲が満たされる逸品。コーヒーミルに豆を入れる所作を整えてくれるお気に入りのメジャーです。
見た目と質感、使い心地のコスパ最高!
ガレージ珈琲には、コーヒー道具を収納するケースがあると気分も上々。そのままキャリーケースとしてアウトドアシーンにも持ち出したいです。
お気に入りのアイテムたちは、お洒落なケースから取り出したりしまったりすることで、ガレージ空間における珈琲タイムの雰囲気が高まります。
スタンレーのランチボックスは、シンプルな構造ながら機能的なスチール製のボックスで、約9.5Lの容量にコーヒー道具を楽に詰め込めます。
高さのあるフタが180度開いて反対側に着地することによって、別売やDIYで作った天板を敷いてテーブル台にもなるカスタム性の高さも人気。
そのまま車やバイクの荷台に積み込めるし、ガレージ珈琲の拠点としても秀逸なデザインです。無骨なガレージ空間のインテリアにも相性抜群。
お洒落に珈琲タイムを持ち運ぼう!
アルミコンテナはそのままでも高い収納力ですが、DIYによるカスタムありきで購入し、自分だけの使い方を幅広く楽しむのがおすすめです。
バイクのソロキャンプなど、お気に入りのキャンプギアをコンパクトに格納でき、現地ではコックピット風に展開できるのが映えるポイント。
ガレージ珈琲に特化すれば、さらに十分な量の道具を収納できます。愛車を眺めながら、天板テーブルを展開して楽しむコーヒーは格別です。
カスタムしてソロツーも楽しもう!
アルミコンテナのカスタムはこちらの記事で実演解説しています。
バイクと過ごす理想のガレージライフを手に入れるためには、お気に入りと成り得るコーヒーアイテムの効率的なお買い物がとっても重要。
併せて、現状のバイクガレージやこれからのガレージライフを考える人へ、ぜひおすすめしたい「新たな情報収集の手段」についてまとめます。
バイクとコーヒーが好きなら、ガレージライフに関わるコーヒー道具の物欲が刺激されっぱなしで、お小遣いとの折り合いがなかなか大変です。
実店舗を巡る買い物も楽しいですが、Amazonや楽天などのECショッピングサイトを上手く活用すれば、様々な特典が受けられるので要チェック。
たとえば Amazonで買い揃えるなら、効率的にポイントを獲得できるAmazonプライム会員になった方が、さらに欲しい物を買いやすくなります。
戸建住宅に住むライダーなら、1階の一部を改築したり敷地内に増築をして、自分だけのガレージ空間をもっと作り込みたいと願うはず。
増改築でバイクガレージを作る方法は多岐にわたります。既存の建物や敷地との関係性、予算、デザインなどの要素によってさまざま。
今あるお家にリノベーションで作るバイクガレージなら、住み慣れた住まいのまま、新たな気分で快適なガレージライフを始められます。
ビルトインのインナーガレージで新築のガレージハウスをお考えなら、生活動線のプランニングも踏まえ、プロに意見を求めることは必須!
特に近年は、大手ハウスメーカーもガレージハウスを力強く展開しているので、豊富な実績とアイディアから魅力的なプランが手に入るでしょう。
ただし、ガレージハウスが得意な大手ハウスメーカーは限られています。憧れのガレージライフを新築で叶えたい人は、以下の記事もご参考に。
お気に入りのコーヒー道具は快適なガレージ珈琲を実現するだけでなく、ガレージ空間で過ごす時間をワクワクさせてくれる大切な要素です。
悩みに悩んで購入するコーヒーアイテムたちは、せっかくなら長く使い続けたいもの。ガレージのどこに置いておくかも一緒に考えましょう。
コーヒー好きなライダーがコーヒー道具の購入を検討する上で、切っても切れない関係のガレージライフ。より良いバイクライフを目指したガレージ作りを楽しもう!
それではまた!
楽しいガレージライフを♪
To Be Continued