バイクガレージの収納、ただ物を詰め込むだけになっていませんか?ガレージは男の秘密基地…でも、ごちゃごちゃの物置状態ではもったいない。
吊り下げ収納を採択することで、スペースを有効活用するだけでなく、ガレージ全体がまるでショップのような、おしゃれ空間に変身します。
この記事では、ガレージの収納力とディスプレイの物足りなさに悩むライダーへ、ぜひ取り入れて欲しい吊り下げ収納について詳しく解説。
いつものバイクガレージは、どうすれば機能的でお洒落な空間に生まれ変われるのか?
ということで、この記事のトピックは3つです。
- なぜ、吊り下げ収納がバイクガレージにメリットをもたらすのか?
- バイクガレージに吊り下げ収納をおしゃれに取り入れるコツ5選!
- ガレージの吊り下げ収納におすすめな『ハンギングアイテム』たち
この記事を読めば、あなたのガレージライフを豊かにするヒントがきっと見つかります。
建設業会社員|二級建築士|愛車XL883L
バイクガレージが大好きな趣味ブロガー。住宅&建設業界で30年の現役会社員。2015年に木造30坪ガレージハウスを建てたスポスタ乗り。「作り手×売り手×買い手」としての経験を活かし、全方位的な視点で「バイクと楽しむガレージライフ」を提案するブログ『メリーガレージ!』を運営中。
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なぜ、吊り下げ収納がバイクガレージにメリットをもたらすのか?
限られたスペースを有効活用し、整理整頓された空間を実現するだけでなく、ガレージ全体を快適に、そしてお洒落に演出する吊り下げ収納。
ここでは、その吊り下げ収納がバイクガレージにもたらす3つの大きなメリットを、具体的な事例を交えながらご紹介します。
狭いガレージ空間も有効に活用できる!
床に物が溢れていると、バイクの出し入れが困難になり、つまずく危険性も高まります。また、愛車のメンテにもある程度の作業スペースが必要。
吊り下げ収納は、ガレージの天井や壁面など、通常はデッドスペースとなりがちな空間を有効活用し、動線にゆとりを与える最良の手法です。
天井や天井近くの高い位置からネットを吊り下げたり、壁面に有孔ボードやドア裏にハンガーを引っ掛けたりと、工夫次第でアイディアは無限大。
整頓で高まる視認性とアクセスの向上!
吊り下げ収納は各アイテムに「定位置」を与えることで、整理整頓を根本から改善。必要なアイテムへのアクセスや視認性を大幅に向上させます。
オフシーズン物やあまり使わないアウトドア用品は天井付近の高い位置に、よく手に取るジャケットやヘルメットはハンガーフックがベター。
様々なツールを保管するバイクガレージですが、吊り下げ収納による整理整頓のしやすさは、結果としてガレージ作業の効率に影響します。
おしゃれな空間を演出する手段に最適!
吊り下げ収納は、お気に入りのアイテムを「見せる」収納として活用することで、バイクガレージにとっておきの個性を表現することが出来ます。
使い込まれた工具やお洒落なヘルメット、お気に入りのライディングウェアなどをディスプレイすることも、ガレージ映えのアクセント。
黒いアイアン製のラックや古材を使った棚、ブリキ製の看板などを組み合せることで、レトロで味わい深い雰囲気を演出するのもおすすめです。
住まいのリノベーションという選択肢!
戸建住宅に住むライダーなら、1階の一部を改築したり敷地内に増築をして、自分だけのガレージ空間をもっと整えたいと考えますよね!?
増改築でバイクガレージを作る方法は多岐にわたります。既存の建物や敷地との関係性、予算、デザインなどの要素によってさまざま。
今あるお家にリノベーションで作るバイクガレージなら、住み慣れた住まいのまま、新たな気分で快適なガレージライフを始められます。
バイクガレージに吊り下げ収納をおしゃれに取り入れるコツ5選!
吊り下げ収納は、ただ物を吊るすだけでなく、ちょっとした工夫でバイクガレージの雰囲気をおしゃれ空間に変えることができます。
ここでは、初心者でも簡単に実践できる5つのステップをご紹介。機能性とデザイン性を兼ね備えた、理想のガレージを実現しましょう。
①テーマを決めて空間の統一感を出す!
ガレージにインテリアテーマを設定することで、使用する色、素材、アイテムなどが決まりやすく、まとまりのある空間を演出できます。
何を基準に選べば良いのか明確になるので、レイアウトやアイテムの組み合わせに悩む時間が減り、スムーズなコーディネートが可能。
自分のガレージにはどんなテーマが合うのか、どんなテイストが好みで、最も近い雰囲気はどれか、試行錯誤してみるのも楽しみの1つです。
②見せる収納と隠す収納を使い分ける!
見せる収納は、何がどこにあるのか一目でわかるため、必要なものをすぐに取り出せます。デザイン性の高い工具などにぴったりな収納方法です。
また、ガレージに転がる雑多な物を隠す収納は、中身が見えないため、多少整理整頓が行き届いていなくても見た目を気にせずに済みます。
- 見せる収納に適したアイテム
デザイン性の高い工具、お気に入りのヘルメットやウェア、コレクションアイテム、頻繁に使用するアイテム - 具体的な活用例
- 壁面に有孔ボード(ペグボード)を取り付け、工具をディスプレイする。
- おしゃれなツールホルダーに工具を吊るす。
- オープンシェルフにコレクションアイテムや雑誌などを飾る。
- 壁掛けラックにヘルメットやジャケットを掛ける。
- 隠す収納に適したアイテム
細かいパーツや消耗品、あまり使わない工具やアイテム、生活感が出やすい物、貴重品 - 具体的な活用例:
- 蓋付きの収納ボックスに小物やパーツを収納する。
- 扉付きのキャビネットに工具やメンテナンス用品を収納する。
- 壁面収納にオフシーズンのアイテムなどを収納する。
見せる収納はホコリがたまりやすいのが欠点。隠す収納は、何がどこにあるのかわかりにくく、探し物に時間がかかる場合もあるのが難点です。
工具の壁面収納については、こちらの記事で詳しく解説しています。
③収納アイテムは工夫して配置をする!
ガレージ内を目的別にゾーニングし、それぞれのエリアに合わせた収納アイテムを配置することで、より整理された空間を作ることができます。
たとえば、工具類のメンテナンスエリア、季節ものの保管エリア、お気に入りのアイテムなどをディスプレイする趣味スペースなどの区分け。
- 高さを揃える
同じ種類のアイテムは高さを揃えて配置することで、整然とした印象に。 - 間隔を均等にする
フックやホルダーの間隔を均等にすることで、美しく見える配置になる。 - 色や素材を考慮する
周囲のインテリアとの調和を考えて、収納アイテムの色や素材を選ぶ。 - ディスプレイを意識する
お気に入りのアイテムは、あえて目立つように配置することで、ディスプレイ効果を高める。
天井にラックや、壁の高い位置に棚やフックを取り付けてあまり使わないものを収納。重いものは安全のため低い位置に配置しましょう。
オープン収納のコツについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
④DIYでオリジナリティをプラスする!
市販の吊り下げ収納アイテムは便利ですが、少しDIYを取り入れることで、機能性はもちろん、デザイン性も大幅に向上させることが可能です。
フックに革を巻いたり、バスケットに布製のカバーを付けたり、古い工具箱や木箱などをリメイクして、オリジナルな収納を作るのもおすすめ。
- 塗装で色を変える
市販の収納アイテムを好みの色に塗装することで、ガレージのテーマに合わせる。スプレー塗料や刷毛塗りで手軽に塗装を楽しめる。 - 木材をプラスする
スチールラックに木製の棚板を追加したり、有孔ボードのフレームを木で囲み、温かみのある雰囲気をプラス。古材を使えば、ヴィンテージ感を演出。 - ステッカーやステンシルで装飾する
収納ボックスにステッカーを貼ったり、ステンシルで模様を描いたりすることで、中身を分かりやすくしたり、デザイン性を高める。 - 革や布で装飾する
フックに革を巻いたり、バスケットに布製のカバーを付けたりすることで、おしゃれなアクセントに。 - 廃材を利用する
古い工具箱や木箱などをリメイクして、オリジナルの収納アイテムを作るのもおすすめ。 - 配管を利用したラックを作る
インダストリアルスタイルのガレージには、塩ビや鉄製の配管を組み合わせて棚受けを作ったり、ハンガーラックを作るのもおしゃれ。
特に吊り下げ収納の特性として、底側がよく目に付くようになるので、素材やデザインによっては味気ないところもDIYの狙い目です。
ボックス収納のポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
⑤安全性を考慮した下地に取り付ける!
吊り下げ収納は壁や天井に荷重がかかるため、下地が不適切だと、収納物が落下したり、壁や天井が破損したりする危険性があります。
壁を軽く叩いて音で確認したり、下地センサーで木材、金属、電線などを探知したり、図面や建築時の記録で、下地の位置や種類を確認。
- 木下地(柱、間柱、野縁など)
一般的な住宅でよく使われる下地。比較的簡単にネジや釘で固定できるが、強度は木の種類や状態によって異なる。 - 石膏ボード
単体では強度が弱く、重いものを吊り下げるのには適さない。必ず下地となる木材や軽量鉄骨などに固定する必要があり。 - コンクリート
強度が高く、重いものを吊り下げるのに適す。後付けでもコンクリート用アンカーボルトなどを使用して固定することが可能。 - 軽量鉄骨
マンションやビルなどでよく使われる下地。強度が高く、重量物を吊り下げることも可能。専用の金物や工具が必要になる場合あり。
特に、重いものを吊り下げる場合は、下地の強度を十分に確認する必要があります。不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
ガレージの壁材選びについては、こちらの記事で詳しく解説しているのでご参考に。
ガレージの吊り下げ収納におすすめな『ハンギングアイテム』たち
バイクガレージの吊り下げ収納をおしゃれに決めるポイントは、何と言っても吊り下げるアイテムそのもののカッコ良さにあると言えます。
ここからは、バイクガレージの雰囲気をより一層高めてくれる吊り下げ収納について、機能的でインテリア性も抜群な商品10点をピックアップ。
ハンガーバー
インダストリアルなパイプ構造の外観が特徴的なハンガーバー。壁面も天井面も取り付けOK。表面に高温粉体塗装を施したスチール製で錆びにくく、耐久性、耐摩擦性が高い。サイズは幅73cm、本体の重さが2.5kg、耐荷重約55kgと必要十分。
無骨なデザインがガレージにぴったり!
ハンガーリフトフック
天井の根太や垂木などの下地に取り付け、自転車やカヤック、ハシゴなどを簡単に吊り下げ収納できる、リーズナブルなホイスト部材。耐荷重120ポンド(約54kg)は、ガレージ収納に十分な性能。偶発的な落下を防ぐ安全なロック機構つき。
アクティブなインテリアを作り込もう!
ハンモックチェア
天井高210cmから設置可能なハンモックチェア。オーガニックコットン製の肌触りの良い座り心地は、耐荷重130kgの強靭さとも相まって、ガレージソファの代替として有用な選択肢。座面の長さ180cm、座面の奥行115cmはゆったり仕様で快適。
自由気ままなガレージソファに!
ヘルメット壁かけ
デイトナのプレハブ式バイクガレージBASICシリーズのオプション品として展開されるヘルメットラック。取り付け方法を検討すれば木造ガレージにも設置可能。ヘルメット2つが掛けられ、背面にはグローブ、直下には耐荷重3kgのハンガー穴あり。
ヘルメットは機能的な壁掛けがおすすめ!
ハンギングオーガナイザー
壁掛け収納としてリビングやデスク回りで使えるハンギングウォールポケット。部屋の中だけでなく、車のシートのバッグポケットとしても便利に使える。ティッシュはもちろん、ipadやiphoneのガジェット類もまとめられる秀逸なオーガナイザー。
吊り下げクローゼット
パイプに吊るして使える収納ボックス。撥水素材とメッシュ素材を採用し、通気性が良く、防臭・防湿に優れ、洗濯も可能。畳めばトラベルポーチとして持ち運びができ、行き先のクローゼットにもそのまま使える優れもの。幅30×奥30×高60cm。
収納と持ち出しの選択肢を増やそう!
吊り下げ収納ルームモック
あらゆるシーンのデッドスペースを有効活用する小さなハンモック型の吊り下げ収納。インテリアのアクセントとしても映えるネットは、ベージュ、ブラック、グレーの3色から選べる。耐荷重は約5kgで、サイズは長100(フックまで含む)×奥40cm。
デッドスペースもお洒落に変えよう!
ギターハンガー
多趣味なライダーのガレージには、ギターも壁掛けにして吊り下げるディスプレイがおすすめ。耐久性や耐摩耗性に優れるアメリカ製。ヘッド部分の保護パットが楽器を傷つけず、転落を防止。シンプルなデザインで、ギターの魅力をアピール。
アメリカ老舗の本格派ギターハンガー!
自転車吊り下げリフト
天吊リフト収納でガレージスペースを有効活用し、お気に入りの自転車もお洒落にディスプレイ。サドルとハンドルをフックに引っ掛け、ロープを引いて設置。フック部にはキズ防止、滑り止め目的のゴムカバー付き。耐荷重20kg、本体スチール製。
ガレージスペースを有効活用しよう!
プラントハンガーネット
ガレージインテリアの雰囲気を高めるグリーンアイテムも、コンテンポラリーなスタイルで吊るすプラントハンガーがお洒落でおすすめ。コットンロープを編み込んだマクラメの植物ハンギングで、ナチュラルなアイボリー色がグリーンとの相性も抜群。
グリーンでガレージ空間を整えよう!
まとめ:バイクガレージにお洒落な吊り下げ収納を取り入れよう!
バイクやその他の大きな物で、床に物を置くスペースは限られます。吊り下げ収納なら、デッドスペースになりがちな天井や壁面を有効活用。
吊り下げる収納なら物を整理しやすく、必要なものがすぐに見つけられ、工具やヘルメットなど定位置を決めておけば、探す手間も省けます。
また、見た目の良さも重要で、バランスの良い吊り下げ収納を活用することで、ガレージ空間のカッコ良さを向上させることができます。
- テーマを決めて空間の統一感を出す!
- 見せる収納と隠す収納を使い分ける!
- 収納アイテムは工夫して配置をする!
- DIYでオリジナリティをプラスする!
- 安全性を考慮した下地に取り付ける!
吊り下げる収納を活かしたインテリアで作るバイクガレージは、自分だけのこだわりを詰め込んだ、世界でたった一つの空間を作るプロセス。
この記事を参考に、あなたも快適なガレージライフを始めてみませんか?
それではまた!
楽しいガレージライフを♪
To Be Continued